EVENT イベント詳細

美術伝統歴史

展覧会「広がる屛風、語る絵巻」のご案内

2025
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「屛風」は風よけや間仕切りとして使用された実用性の高い調度。空間を彩る美術品として多くの絵師たちによって絵が描かれ、さまざまな画題や様式による屛風絵が展開しました。人の背丈ほどの屛風では、大きな画面に広がる絵画世界と一体となった感覚を味わえます。  

 「絵巻」は、巻物(巻子)形式の絵画で、鑑賞者が自ら開き、巻き進めながら見るもの。コマ割りされた絵を連続させることで空間の移動や時間の推移を表現できることから、物語性のある主題が多く描かれました。後世に切断され、掛軸となった「断簡」も数寄者たちに賞玩されてきました。

 本展では、細見コレクションを中心に、空間に広げて鑑賞した屛風と、手許で展開して楽しんだ絵巻を紹介します。豊臣秀吉の花見行列を描いた《豊公吉野花見図屛風》のほか、室町幕府第11代将軍足利義澄が愛蔵していた《硯破草紙絵巻》など、異なる形式の絵画の特質に触れるとともに、個々の作品の魅力を堪能してください。

※一部展示替えあり
*事前予約は不要です。混雑時は入場をお待ちいただく場合があります。
*会期・ 営業日時等を変更する場合があります。最新情報はWEBサイトをご覧ください。

基本情報
開催日
  • 2025年05月24日 - 2025年08月03日
    午前10時~午後5時 休館日: 毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
開催場所
細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
料金
一般 1,800円 学生 1,300円
お問い合わせ先
  • 団体名:細見美術館
  • 電話番号:075-752-5555
  • メールアドレス:
説明
「屛風」は風よけや間仕切りとして使用された実用性の高い調度。空間を彩る美術品として多くの絵師たちによって絵が描かれ、さまざまな画題や様式による屛風絵が展開しました。人の背丈ほどの屛風では、大きな画面に広がる絵画世界と一体となった感覚を味わえます。  

 「絵巻」は、巻物(巻子)形式の絵画で、鑑賞者が自ら開き、巻き進めながら見るもの。コマ割りされた絵を連続させることで空間の移動や時間の推移を表現できることから、物語性のある主題が多く描かれました。後世に切断され、掛軸となった「断簡」も数寄者たちに賞玩されてきました。

 本展では、細見コレクションを中心に、空間に広げて鑑賞した屛風と、手許で展開して楽しんだ絵巻を紹介します。豊臣秀吉の花見行列を描いた《豊公吉野花見図屛風》のほか、室町幕府第11代将軍足利義澄が愛蔵していた《硯破草紙絵巻》など、異なる形式の絵画の特質に触れるとともに、個々の作品の魅力を堪能してください。

※一部展示替えあり
*事前予約は不要です。混雑時は入場をお待ちいただく場合があります。
*会期・ 営業日時等を変更する場合があります。最新情報はWEBサイトをご覧ください。
主催
細見美術館 京都新聞
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シンポジウム|劇場で、偶然みつける ――創造と研究の手がかり、「ラボラトリー機能」の可能性について

場所京都芸術劇場春秋座
 京都芸術大学舞台芸術研究センターでは、これまで京都芸術劇場を活用して、さまざまな研究事業を行ってきました。本シンポジウムの前半では、アーティストと研究者・技術者が共同研究チームを組み、創造のプロセスを構築してきた最近のプロジェクトについて、ダイジェスト映像・関連映像の上映を交えて振り返ります。
 また後半では、高嶺格氏(アーティスト/多摩美術大学彫刻学科教授)、山本麻友美氏(京都芸術センター副館長/京都市文化政策コーディネーター)、吉岡洋氏(京都芸術大学文明哲学研究所教授/美学芸術学)、森山直人氏(多摩美術大学美術学部教授/演劇批評)を登壇者に迎え、公開の共同討議を行います。 
 本拠点の「劇場実験」という取り組みでは、アーティストや研究者に劇場を提供し、舞台芸術の創造と研究のありかたをさまざまに問い直してきました。それは性急に作品化や研究成果の発表を目指すものではなく、じっくりと「偶然の力」を受け入れつつ進行する実践的なプロセスを特徴としています。そこでこのシンポジウムでは、あらためて「劇場で、偶然みつける」というテーマで議論を行います。
 劇場等文化施設における創造支援や、本研究拠点が掲げてきた「ラボラトリー機能」というコンセプトについて、理解を深めていただけるシンポジウムとなりますので、ぜひ奮ってご参加ください。


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琳派展24「抱一に捧ぐ ―花ひらく〈雨華庵〉の絵師たち―」

場所細見美術館
江戸琳派を確立した酒井抱一(1761~1828)。姫路酒井家の一員として江戸の大名屋敷で育ちました。
20代の頃には肉筆浮世絵美人画を描き、狂歌に親しむなど気ままな青年時代を過ごしますが、37歳で出家して大名家の身分を離れます。
50歳を目前にした文化6年(1809)師走、身請けした吉原の遊女とともに移り住んだのが下谷根岸の庵でした。
終の棲家となるこの庵は8年後の文化14年(1817)に「雨華庵」の額を掲げ、以降「雨華庵」と称されます。
「雨華庵」は抱一が多数の晩年作を描いた場所であり、その没後は抱一を慕う門下の絵師たちの拠りどころとなりました。
本展は「雨華庵」ゆかりの絵師たちを多角的に蒐集したうげやんコレクションの協力を得て開催される江戸琳派の競演です。
同コレクションの江戸琳派作品には稀少な作例も多く、これに細見コレクションから「雨華庵」に纏わる作品を加え展覧します。
抱一に憧れ、慕った絵師たち―100年以上に及ぶ江戸琳派の軌跡とその魅力をご堪能ください。


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美術事前予約

アンゼルム・キーファー:ソラリス展

場所世界遺産 元離宮二条城 二の丸御殿台所、御清所
京都市はファーガス・マカフリーとともに、世界遺産・元離宮二条城でドイツの現代美術作家アンゼルム・キーファー氏のアジア最大規模の展覧会を開催しています。
金箔を多く用いた、日本人の美意識にもつながる作品を含む本展は、二条城という歴史的空間の中で京都のまちと共鳴する展覧会となっています。ぜひ、御来場ください。

会場:世界遺産 元離宮二条城 二の丸御殿台所、御清所等
会期:6月22日(日)まで
開場時間:9:00~16:30(最終入場16:00)
料金:一般2,200円、京都市民・大学生1,500円、高校生1,000円 ※別途二条城の入城料が必要です(一般800円等)

チケット購入及び詳細は、公式HPを御確認ください。
https://kieferinkyoto.com/