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御土居とは豊臣秀吉が築造させた京都を囲む外郭です。その規模は全長約22.5kmにおよぶもので、近世京都の市街地外部をも包摂する巨大さでした。新時代の幕開けに、秀吉はどのような目的で御土居を構想したのでしょうか。洛北の旧農村や旧街道沿いに今も残る遺構を通じて、御土居の歴史的意義を再検討します。
【講師】梅林 秀行 氏
京都ノートルダム女子大学客員教授。関心分野は都市史、景観史。なにげない地面の高低差をはじめ、さまざまな視点からまちなみや風景、人びとの営みを読み解く。歴史地理に関するテレビ番組に多数出演。主な著書に『京都の凸凹を歩く 』1・2(青幻舎)。