寛永行幸四百年祭一年前記念シンポジウム 「屏風から見る寛永行幸」
場所京都府公館 (京都市上京区 一条下る龍前町590−1)
後水尾天皇が武家の城である二条城へ行幸されるー。当時おそらく日本中で話題になった一大イベントである寛永行幸(二条城行幸)は、書物や絵巻などに記録が残され、後世に語り継がれてきました。なかでも、特に興味深い絵画資料が「二条城行幸図屏風」(京都市指定文化財 泉屋博古館所蔵)です。御所と二条城の間を進む公家と武家の行列。そして何より特徴的なのは、おしゃべりをしたり、酒を酌み交わしたりしながら、行列を見物するたくさんの民衆です。その姿からは、現代の私たちが祭りを沿道で眺め、楽しむのと同じ熱気が伝わってきます。この「二条城行幸図屛風」に何が描かれ、私たちに何を教えてくれるのか。寛永行幸から四百年目の節目を一年後に控え、各ジャンルの専門家が読み解くシンポジウムを開催いたします。