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美術

カナレットとヴェネツィアの輝き

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ヴェネツィアを訪れたイギリスの貴族たちが旅の記念にと争うように買い求めたのが、18世紀を生きた画家・カナレット(1697-1768)のヴェドゥータ(景観画)です。輝く水面に整然とした建築物、祝祭的な雰囲気など、ヴェネツィアに対する理想的なイメージは、雄大さと緻密さを併せ持つカナレットのヴェドゥータを通して定着していきました。
本展は、ヴェドゥータの巨匠・カナレットの全貌を紹介する、日本初の展覧会です。カナレットが描く壮麗なヴェネツィアの景観を通して、ヴェドゥータというジャンルの成立過程をたどるとともに、カナレットとは異なる眼差しでヴェネツィアを捉えた19世紀の画家たちの作品もあわせてご紹介します。

基本情報
開催日
  • 2025年02月15日 - 2025年04月13日
開催場所
京都文化博物館
料金
一般1,800(1,600)円、大高生1,200(1,000)円、中小生600(400)円 ※( )内は前売および20名以上の団体料金。
お問い合わせ先
  • 団体名:
  • 電話番号:075-222-0888
  • メールアドレス:
説明
ヴェネツィアを訪れたイギリスの貴族たちが旅の記念にと争うように買い求めたのが、18世紀を生きた画家・カナレット(1697-1768)のヴェドゥータ(景観画)です。輝く水面に整然とした建築物、祝祭的な雰囲気など、ヴェネツィアに対する理想的なイメージは、雄大さと緻密さを併せ持つカナレットのヴェドゥータを通して定着していきました。
本展は、ヴェドゥータの巨匠・カナレットの全貌を紹介する、日本初の展覧会です。カナレットが描く壮麗なヴェネツィアの景観を通して、ヴェドゥータというジャンルの成立過程をたどるとともに、カナレットとは異なる眼差しでヴェネツィアを捉えた19世紀の画家たちの作品もあわせてご紹介します。
主催
京都府、京都文化博物館、毎日新聞社、MBSテレビ、スコットランド国立美術館
共催・協力
後援
駐日イタリア大使館、ブリティッシュ・カウンシル、(公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光協会、KBS京都、エフエム京都
協賛
DNP大日本印刷、大和ハウス工業
特別協力
イタリア文化会館-大阪
協力
日本航空、日本貨物航空、箱根ガラスの森美術館、ITAエアウェイズ
チラシPDF

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星岡茶寮開設100年記念 〈雲と龍ー中村竹四郎と北大路魯山人ーと星岡のうつわ〉展

場所便利堂コロタイプギャラリー
大様な便利堂四代・中村竹四郎と激烈な北大路魯山人。絶妙なコンビネーションの二人は、しばしは雲と龍に例えられました。
二人が会員制料亭「星岡茶寮」を大正一四年(一九二五)に開設してから、本年で百年を迎えます。
これを記念して、魯山人が茶寮時代に作陶したうつわ五五件一七二点を中心に初公開を含む関連資料を一堂に展観します。
星岡茶寮は、中村竹四郎と北大路魯山人が営む骨董店の2階で始めた「美食倶楽部」を発展させる形で開設されました。弊社に遺されたうつわは、そのいずれもが茶寮で使われたもので、金継ぎの景色もその歴史を感じさせる味わいがあり、他にない見所のひとつとも言えます。
二人が協働した期間は20年。彼らの壮年期の全てを傾けた濃厚な時間でした。


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美術音楽演劇事前予約

シンポジウム | 劇場で、偶然みつける ――創造と研究の手がかり、「ラボラトリー機能」の可能性について

場所京都芸術劇場 春秋座
 京都芸術大学舞台芸術研究センターでは、これまで京都芸術劇場を活用して、さまざまな研究事業を行ってきました。本シンポジウムの前半では、アーティストと研究者・技術者が共同研究チームを組み、創造のプロセスを構築してきた最近のプロジェクトについて、ダイジェスト映像・関連映像の上映を交えて振り返ります。
 また後半では、高嶺格氏(アーティスト/多摩美術大学彫刻学科教授)、山本麻友美氏(京都芸術センター副館長/京都市文化政策コーディネーター)、吉岡洋氏(京都芸術大学文明哲学研究所教授/美学芸術学)、森山直人氏(多摩美術大学美術学部教授/演劇批評)を登壇者に迎え、公開の共同討議を行います。 
 本拠点の「劇場実験」という取り組みでは、アーティストや研究者に劇場を提供し、舞台芸術の創造と研究のありかたをさまざまに問い直してきました。それは性急に作品化や研究成果の発表を目指すものではなく、じっくりと「偶然の力」を受け入れつつ進行する実践的なプロセスを特徴としています。そこでこのシンポジウムでは、あらためて「劇場で、偶然みつける」というテーマで議論を行います。
 劇場等文化施設における創造支援や、本研究拠点が掲げてきた「ラボラトリー機能」というコンセプトについて、理解を深めていただけるシンポジウムとなりますので、ぜひ奮ってご参加ください。

スケジュール|
2024年11月4日(月・祝)
14:00 開式 挨拶等
14:10 研究活動の報告(京都芸術大学舞台芸術研究センター 新里直之)
14:30 ダイジェスト映像・関連映像の上映(劇場実験型研究プロジェクト)

1)田村友一郎《テイストレス》(2021年6月、京都芸術劇場春秋座)
2019年度劇場実験型研究プロジェクト「The Waiting Grounds―舞台芸術と劇場の現在を巡る領域横断的試み」(研究代表者:中山佐代)に基づく劇場作品。

2)檜垣智也(作曲家)×吉増剛造(詩人)×七里圭(映画監督)
サウンドオペラ電子音響詩劇「石巻(イシノマキ)ハ、ハジメテノ、紙(カミ)ノ声(コエ)、……」試演(2023年2月、京都芸術劇場春秋座)
2020/2022年度劇場実験型プロジェクト「多層化手法による音楽詩劇の創作と上演~アクースモニウムを中心とした音楽と映像、言葉の融合~」(研究代表者:檜垣智也)の劇場実験記録。
*ダイジェスト映像監督・構成:七里圭

3)岡田裕子《Celebrate for ME: okuru》(2024年)
2024年度劇場実験型プロジェクト「現代アート的思考でメディアアートと演劇をマッチングする観客主体型の劇空間の創作」(研究代表者:岡田裕子)の関連作品。

15:30 公開シンポジウム
劇場で、偶然みつける――創造と研究の手がかり、「ラボラトリー機能」の可能性について

登壇者|高嶺格(アーティスト/多摩美術大学彫刻学科教授)、山本麻友美(京都芸術センター副館長/京都市文化政策コーディネーター)、吉岡洋(京都芸術大学文明哲学研究所教授/美学芸術学)
司会|森山直人(多摩美術大学美術学部教授/演劇批評)

17:00 閉会


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美術無料

目をつむる写真展2025—見えないもの/見えるもの

場所四条通地下道 11番から12番出入口間
「目をつむる写真展」は、子どもの無防備な寝顔に心が揺さぶられたことをきっかけに撮影を開始し、2015年から京都・静岡・滋賀にてこれまで計5回開催しました。そして、 共に目をつむった人たちは、年齢・性別・国籍・障害の有無を超え、約3000名にのぼります。
第6回目となる本展では、展覧会場の四条通地下道が位置する下京区を中心に、隣接する中京区と東山区で撮影した、あるいはワークショップ《目をつむるスタジオ》で参加者が撮影した「目をつむる」ポートレートを展示します。
目をつむると、普段見られない表情が浮かび上がります。その表情から、その人の新たな一面に気づくことができるでしょう。また、 目をつむることは寛容を表すメタファーであり、さらに祈りにも通じます。
本展が、目をつむることに思いを巡らせ、見えないものと見えるものを見つめ直す機会になることを願います。