小早川秋聲展ー旅する画家の鎮魂歌-

小早川秋聲展ー旅する画家の鎮魂歌-

戦死した兵士を描いた異色の戦争画《國之楯》。この作品を描いたのは大正期から昭和期にかけて京都を中心に活躍した日本画家、小早川秋聲(1885~1974)です。この度、個人コレクションを中心に、秋聲の初期から晩年にいたる日本画約110点および資料から、その画業の全貌を紹介する初めての大規模回顧展を開催します。
鳥取県にある光徳寺の長男として生まれた秋聲は、9歳で東本願寺の衆徒として僧籍に入ります。その後、京都で谷口香嶠、山本春拳といった日本画家に絵を学び、文展、帝展で活躍しました。しばしば中国に渡り東洋美術を研究、欧州を旅し、西洋美術を学ぶなど、旅を多くした画家でもあります。やがて、従軍画家として戦地に派遣されるようになります。
代表作《國之楯》は陸軍に受け取りを拒否され、長く秘匿されていましたが、戦後、改作され公開されるに致りました。

本展は、新たに発見された戦争画をはじめ初公開の作品を多数含め、戦争画にとどまらない、秋聲の清新で叙情的な画業を幅広く紹介します。

基本情報

開催日2021年8月7日~2021年9月26日
時間10:00~18:00 ※金曜日は午後7時30分まで
場所京都文化博物館
料金一般1400(1200)円、大高生1100(900)円、中小生500(300)円
※( )は20名以上の団体料金
※未就学児は無料(ただし、保護者同伴)
※学生料金で入場の際には学生証をご呈示ください。
※障がい者手帳などご提示の方と付き添い1名までは無料
主催・共催ほか【主催】京都府、京都文化博物館、京都新聞、BSフジ、ライブエグザム
【特別協力】京料理 濱登久
【協力】日南町美術館
【オフィシャルロジスティクスパートナー】TERRADA ART ASSIST株式会社
【後援】(公社)京都府観光連盟、(公社)京都市観光連盟、KBS京都、エフエム京都
お問合せ先京都文化博物館
TEL:075-222-0888
FAX:075-222-0889
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