春季名宝展「心経写経と大覚寺」~平安から、つながる想い~
平安時代、弘仁9年(818年)の戊戌歳、全国に疫病が蔓延し民衆が大変な苦しみを受けた時、嵯峨天皇は宗祖 弘法大師のお勧めにより、自ら紺紙金泥で一字三礼の誠を尽くして般若心経一巻をご浄写なされました。弘法大師が五大明王に天下泰平を祈祷し、天皇がお写経を書き上げられた時、疫病が収まり、人々に平安が訪れたと伝わっています。以来、嵯峨天皇のお写経は霊経として崇められ、天皇の命による「勅封」という特別な封印をして厳重に守られてきました。その封印が解かれるのは弘仁9年の干支にちなみ、60年に一度の干支歳に限られ、当山では天下泰平を祈る慣習となっております。嵯峨天皇の後、後光厳・後花園・後奈良・正親町・光格の五柱の天皇様方が、国の平安を祈願されたお写経も当山に納められております。般若心経の根本道場である大覚寺にはこうしたご縁から様々な思いを込めたお写経が納められてまいりました。
本展では、嵯峨天皇宸翰勅封写経の復元品とともに、特別に納められた近代のお写経、幕末から大正時代にかけて行われた心経殿再建に関する資料をご紹介いたします。般若心経に込める信仰を支えた人々です。また五大明王像をはじめとする密教彫刻の重宝、さらに今年の干支にちなんだ渡辺始興筆『野兎図』に表された、様々な毛色の愛くるしい兎をご高覧ください。
基本情報
開催日 | 2023年3月24日(金)~2023年5月8日(月) |
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時間 | 9時~17時(16時30分受付終了) |
場所 | 旧嵯峨御所 大本山大覚寺 |
料金 | 大人800円・小中高生600円(お堂エリア参拝料を含む) ※大沢池エリアは別途参拝料 |
PDF・URL等 | URL:https://www.daikakuji.or.jp/event_season_spring/#season_01 |
お問合せ先 | 旧嵯峨御所 大本山大覚寺 TEL:075-871-0071 |