春季名宝展「華と大覚寺」

春季名宝展「華と大覚寺」


“華と心経の寺”として知られている大覚寺。平安のはじめ、嵯峨天皇は現在大覚寺の庭園にある大沢池において舟遊びの折、菊ガ島に咲く可憐な菊を手折り殿上の瓶に挿されました。その姿が「天・地・人」の三才を備えていたことから、「後世花を生くるもの宜しく之をもって範とすべし」と仰せになられました。これが「いけばな嵯峨御流」の始まりであり、嵯峨天皇の自然や草木に対する慈しみの心が「嵯峨御流」の礎になっております。
この大覚寺を総司所とする「嵯峨御流」が全国に普及したことは、文政12年(1829年)に大覚寺の花務職に任命され「本朝花道中興」の六字を賜った未生齋廣甫の尽力に負うところが大いにあります。
この度のテーマ「華と大覚寺」では宸殿の障壁画の中でも花に因んだ障壁画をはじめ未生齋廣甫の肖像画や竹器など、嵯峨御流ゆかりの寺宝を展示します。また、名宝展でのみ拝んでいただける大覚寺に伝わる2組の五大明王像をはじめとする密教彫刻の重宝を出陳いたします。
備考:期間中、文化財保護のため、臨時休館及び一部展示替えを行うことがあります。

基本情報

開催日2022年3月25日(金)~2022年5月9日(月)
時間9時~17時(16時30分受付終了)
場所旧嵯峨御所 大本山大覚寺
料金大人800円・小中高生600円(お堂エリア参拝料を含む)
※大沢池エリアは別途参拝料
お問合せ先旧嵯峨御所 大本山大覚寺
TEL:075-871-0071
ページの先頭へ